トレーダーズショップ
トップかごを見るご注文状況このページのPC版


フィスコ投資ニュース

配信日時: 2025/01/15 13:06, 提供元: フィスコ

オプティム Research Memo(6):X-Techサービスは農業・建設・医療業界向けやオフィス向けが拡大中(3)

*13:06JST オプティム Research Memo(6):X-Techサービスは農業・建設・医療業界向けやオフィス向けが拡大中(3)
■オプティム<3694>の事業概要

e) オフィスDX
人手不足の解消や働き方改革が課題となるオフィス環境において、様々な文書管理に関する業務を同社が得意とするAIを活用することで効率よく、正確に処理することを可能にするサービスを提供する。代表例であるAI契約書管理サービス「OPTiM Contract」では、書類の検索、期限の管理などでAI技術が活躍する。また、AI取引情報(帳票)管理サービス「OPTiM電子帳簿保存」は、2023年12月に猶予期間が終了した電子帳簿保存法の要件に則り請求書・領収書・注文書などの取引情報の保管をAIを活用して効率化するサービスである。オフィスDX分野は、大企業から中小企業まで、業種・業態を問わずに需要があり、推定市場規模を4,222億円と推定している。

f) 映像管理DX
様々な産業で人手不足が深刻な課題となるなか、防犯カメラなどの分析を人間に変わりAIで実施することが期待されている。同社は、2018年に戦略商品「OPTiM AI Camera」及び派生サービスをリリースし、AIを用いた画像解析のデファクトスタンダードを目指している。「OPTiM AI Camera」は、既設の監視カメラを活用し、クラウド上で画像解析を行うサービスで、画像解析のための専用ハードウェア導入が不要なため、手軽に導入できる。「OPTiM AI Camera Enterprise」は、店舗や施設など業界別・利用目的別に設置された様々な種類のカメラからデータを収集し、学習済みモデルを活用して画像解析を行うことでマーケティング、セキュリティ、業務効率などの領域を支援するサービスである。「OPTiM AI Camera Enterprise」では「OPTiM Edge」などの専用ハードウェアを設置し、ネットワークカメラにて取得された画像を解析することで、高速かつ高度なAI画像解析が可能となる。最近では様々な業種での利用事例が増えており、「ダムの遮水壁点検業務の高度化・効率化」「車両検知による駐車場の混雑状況可視化」「観光スポットの滞在人数把握(感染拡大防止対策)」などが公表されている。2024年10月には、世界初となる撮りためた映像データをAIがあらゆる手法で 解析するサービス「OPTiM AI Camera Analytics」 を発表した。同社では、この分野の潜在市場規模を7,562億円と推定している。

(3) その他サービス
a) 「Optimal Remote」
「Optimal Remote」はカスタマーサポートなどのシーンで活躍しているサービスである。顧客デバイスの画面共有・遠隔操作により、これまで口頭説明に費やしていたサポート時間を大幅に削減でき、従来サポートの約60%の時間で問題を解決できる。また画面転送や遠隔操作の各種レスポンスにおいて、他社製品を圧倒する速度を実現することで、サポートプロセス全体の高速化・短縮化を果たす。同サービスは、コロナ禍に伴い遠隔でのサポート需要が高まったことにより、ライセンス数は順調に伸びている。一例を挙げると、店舗での対応が困難となったスマートフォンのサポートなどに活用されているようだ。この他、Web画面共有サービス「Optimal Remote Web」及びデバイス管理者のWebブラウザから一元的にデバイスの遠隔操作が行える「Optimal Remote IoT」も展開している。

b) 「Optimal Second Sight」
「Optimal Second Sight」は、スマートグラス、スマートフォンやタブレットのカメラを用いて現場の映像を共有し、各種支援機能により現場作業をサポートできる遠隔作業支援サービスである。同サービスもコロナ禍以降における需要を取り込んだことにより、ライセンス数が増加した。拠点間の移動が減少するなか、従来は現地にて確認などを行っていた業務について、遠隔地から状況を確認しサポートを行うことができる点で、まさにニューノーマルのニーズに合致していると言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)


《HN》

記事一覧

  • 2025/01/30 10:00:【AHCグループ】2024年11月期決算説明動画文字起こし
  • 2025/01/30 09:57:スタジオアタオ---急騰、株主優待制度の変更を発表
  • 2025/01/30 09:52:出来高変化率ランキング(9時台)〜AREHD、日本電技などがランクイン
  • 2025/01/30 09:47:サークレイス---大幅続伸、ベニックソリューションと自律型AI技術によるDX推進と社会課題解決に向けた協業開始
  • 2025/01/30 09:43:東京為替:ドル・円は155円を下回る
  • 2025/01/30 09:39:日経平均は111円安でスタート、アドバンテストやソフトバンクGなどが下落
  • 2025/01/30 09:27:インテリックス---本社およびインテリックス空間設計渋谷事業所の移転
  • 2025/01/30 09:26:山田コンサルティンググループ---事業承継ファンド(連結子会社)の設立に関するお知らせ
  • 2025/01/30 09:18:個別銘柄戦略:アドバンテストや白洋舎などに注目
  • 2025/01/30 09:18:アドバンテス、ブリヂス◆今日のフィスコ注目銘柄◆
  • 2025/01/30 09:13:CYBOZUが発表---月次動向
  • 2025/01/30 09:10:日経平均は126円安、寄り後はもみ合い
  • 2025/01/30 08:50:前場に注目すべき3つのポイント〜アドバンテストの動向が注目される〜
  • 2025/01/30 08:48:1/30
  • 2025/01/30 08:41:アドバンテストの動向が注目される
  • 2025/01/30 08:41:ブリヂス---シグナル転換が意識されやすい
  • 2025/01/30 08:40:今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに強まる可能性は低いか
  • 2025/01/30 08:39:今日の為替市場ポイント:米長期金利の高止まりを意識してドルは下げ渋る可能性
  • 2025/01/30 08:36:BTM---リバウンド狙いのタイミング
  • 2025/01/30 08:25:反落、半値押し水準を維持できるか