金を買え 米国株バブル経済終わりの始まり

現在、高騰する金相場の動向が市場で特に注目されているが、今般、著名な江守氏の本『金を買え 米国株バブル経済終わりの始まり』が発売されたのを機会に熟読してみた。

本のタイトルだけを見て、なんだ、昨今話題の金相場について書いているだけかと思ったが、手に取って読んでみると、いやいや、網羅している内容は広く、1900年代から今日までの約10年サイクルで見られた景気サイクル、特にバブルにまつわる状況を原油や金などコモディティストラテジストの観点から簡潔かつ明快な分析をし、今後の見通しについても論理的に持論を展開し、今後の金相場についても自分の考え方をしっかりと述べている。

原油や金相場のみならず、これまでの米国の状況、世界経済、相場の流れをサイクル的に論点整理されていることが、中長期の相場観を組み立てる上で大変役立つ。特にコモディティストラテジストの論理は、自分には大変参考になった。

炎のディーラー
金融機関勤務、金融商品投資歴25年

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