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これまで無かったもので、とても参考になる。内容も良くレイアウトも見やすい。一番の資料になりそうだ。(K.I様 20代)
ベトナム株にもようやく日本に四季報のような本がでました。 ベトナム株上場全342銘柄の詳細なレポートがのっています 。四季報の損益計算書の部分は予想を含めて6年分でています が、この本では4年分がでています。しかもPER、PBR、 ROE、ROAなどものっている銘柄もあります。さすがにキ ャッシュフロー計算書はのっていませんが、十分に活用できる 内容となっていると思います。
本の最初のほうには、ベトナム株の10分でわかる株式情報やベ トナムのマクロ経済の情報がのっています。ベトナム株は2000 年7月に取引を開始しました。当時はわずかに2銘柄で、いき なり株価は暴騰しました。500以上にまで暴騰したので、かな りのバブル状態だったと推測されます(2010年ごろにカン ボジアで証券取引が開始するらしいので、投資できたら、少額 だけ投資するかもしれないです)。その後政府の株価対策によ り株価は急落、その後2007年までは上げて、その後暴落したの は記憶に新しいところです。このように変動が激しい市場なの で、投資するタイミングを注意しなければなりません。まちが っても市場が過熱しているときに投資してはならないと思いま す。こういう新興国の市場は暴騰と暴落を繰り返すらしいので 、必ず暴落したときに投資するように心がけたいものです。
それからベトナムのマクロ経済の状況は、主に2008年ごろの 状況がよくのっています。ベトナム株には数銘柄投資している のですが、はっきりいってインフレをなめていました。インフ レ率が20%をこえている最近(2008年)の状況で株に投資す るのは無謀だったと思います。このインフレの状況では株は上 がりにくいのが常識だと思うので、投資したのが2008年だった のですが、その後2銘柄が2倍になったところでまじで半分利 益確定すべきでした。インフレがすごいし、世界中で景気後退 がさけばれている状況で、株価が2倍になったのに、利益を確 定しないのは、はっきりいって無謀といえるのですが、5倍ま でを狙っていたという今から考えると狂気じみた考えをもって いたので、利益確定を逃してしまいました。 やはり景気拡大が3年以上続いたあとに暴落したときは、簡単には上がってこな いと思われるので、もし、2倍まで上がったら利益確定すべき だったと思います。もっとも、今なら投資すらしていないと思 います。
また、ベトナム注目10業種解説では、水産、食品、製薬、ゴ ム、発電、海運、銀行・保険、鉱業、証券、不動産の10業種 が紹介されています。全業種を紹介しきれなかったのは紙数の 関係でしょうか?この本で特に上がりそうだといっているセク ターは銀行なのですが、ほかの本では銀行のほかに建設・不動 産も有望だと書いていました。不動産はタンタオ工業投資など が住宅開発投資、オフィスリース、工業団地の開発管理を中心 としています。よって、売上と利益の大半は工業団地内の土地 や工場に対するレンタル料となっています。またソンダ工業団 地・都市開発などが不動産投資分野で営業を行うグループです 。その売上などは住宅販売、あるいはレンタル料から得ること になります。そして、ここ最近の不況により不動産会社の負債 の割合が上昇していることに注意しなければならないとのこと です。
以上で終わりますが、この本は企業情報の本としてはよくまと まっていると思うので、ベトナム株の成長にかけてみたい人に はおすすめだと思います。
(bblue 30代 会社員)
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