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2020年2月24日の下落相場を見て、本書の存在を思い出し読んだ。
タイトルどおり行動経済学本というよりはトレード本であるため、個人的には読みごたえがあった。
テクニカル指標も移動平均線がメインで読みやすい。
埼玉県 K.R様 22歳
この本はシステムトレードに関する本を多く執筆しているローレンス・コナーズ による逆張りに関するシステムトレードの本です。トレード手法ならびに過去のデータと取引例が多く記載されていますので参考になるかと思い ます。
この本では、いわゆる逆張りナンピンを推奨しているので、人によっては受け入れられないかもしれません。さらにロスカットはしないで反発したところを手仕舞いするというシステムなので、これについても抵抗があると思います。ブラックスワンで大損してはたまりませんから。ただ、コナーズ自身はロスカットの注文をしていると巻末のほうがかいてあります(自分ではしてるんかーい。とつっこみたくなりますが)。しかし、「損きりの逆指値はひじをすりむいたときに肌を守るバンドエイドだ。大きな自動車事故にあったときには役に立たない」とかいていますので、大きな事故にあわないために、やはりポジションサイズが大事だということでしょう。
個人的にこの本で大事だと思ったことは、人々が恐怖で投げているときに買い、人々が欲望で熱くなって買いまくっているときに売るという、昔から言われていますが、実際その場になったときに実行することはなかなか難しいことをいかに実行できるかということだと思います。プロ野球をみていても、「どうしてここであの球を見逃すのだ。」とか、客観的にみていればわかることが、当事者になってみればなかなかできないことが、相場でもしばしば起こっています。プロ野球だと運動能力が高くないとプレーできないので、プレーできる人は限られていますが、相場だとお金さえもっていればほとんどの人ができるので、自分はそんなバカなことはしないと思いがちですが、実際は高値で買い、安値で売るになりがちです。わかるとできるは明らかに違うと思います。
ですから、この本のように、機械的に恐怖に支配されたら買いとかシステム的に決めているほうがいいかもしれません。個人的にも、この本を参考にしてトレードしていきたいと思いました。
bblue 40代 自営業兼投資家
アメリカの株式市場だけでなく、日本の市場でも機能する
本書を含めコナーズ氏の翻訳書は七冊目です。 毎回、参考になるアイデアが盛りだくさんで、必ず興味のある市場で検証してきている。
今回は、原書「Buy the Fear, Sell the Greed: 7 Behavioral Quant Strategies for Traders」(邦訳は『「恐怖で買って、強欲で売る」短期売買法』)が発行になった2018年にCME日経225先物(ドル建て)のつなぎ足データを使って検証した結果を記載します。
検証期間: | 2008年〜2017年 |
取引回数: | 58 |
勝率: | 72.41%(勝 42、負 16) |
平均利益: | 309円 |
平均損失: | -430円 |
平均保有期間: | 4.38日 |
具体的な検証条件は本書を参考にしてもらいたいと思いますが、第2章、RSIパワーゾーン戦略は日経先物市場でも機能しています。
【記】なりた・ひろゆき
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