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バーンスタイン氏の入門編の続編として、この実践編に非常に期待していました。実際に読み終えての感想は、入門編以上の充実した内容だと思いました。
デイトレードに限らず、大抵のトレード関連本に読者が求めるのは、やはり“有効なトレードテクニック”だと思いますが（私自身もそうですが？）、この本はそれだけではなく、自己規律・ルール・心理などの属人的ではあるが、トレードに最も大切な事（私はそう思っていますが）にも、充分な解説がなされているところが、良いところだと思います。
著者のバーンスタイン氏は読者に対して、丁寧にわかりやすく説明しようとしていますが、決してデイトレードが簡単なものと思わないように注意を促がしています。要するに、デイトレードに必要な知識を得ることができても、経験が必要ということです。一昼夜にして“スーパートレーダー”の誕生とはいかないということ。あたりまえのことなのですが、わかってない人が多いみたいです。
個人的に印象深かったのは、第９章の“建設的な提案”の“簡単なトレーディングシステムから始めること”です。著者の研究によれば、最も簡単なシステムが最もうまくいく、とのこと。私自身も、かねがね思っていたことなので、思わず納得してしまいました。今後も、システムを考える上で極力“簡単”、言い換えれば、“シンプル”なシステムに注意を 払っていきたいと思います。
入門編と合わせて読むことで、デイトレードに対して、かなりの知識を得ることができました。デイトレードに興味を持った方は、是非この２冊を通して読むことをお薦めします。個人的に、バーンスタイン氏の著書に興味を持っています。今後も著者の本が発売されるのを、楽しみにしています。
ペンネーム 一匹狼 [2003/05/27]
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