携帯版 トレーダーズショップへようこそ。 国内送料無料 info@tradersshop.com
題名で    お買い物かごを見る   ご注文状況    ご利用方法  FAQ
このページの携帯版

新着 12月4日更新

■投資戦術

短期売買 デイトレード
スイングトレード
スキャルピング
システム売買
テクニカル
エリオット波動
フィボナッチ
一目均衡表
酒田五法
トレンドフォロー
逆張り
アノマリー 裁量
ファンダメンタル
成長株 決算書 FAI
サヤ取り 資金管理
心理 行動心理学
危機 占星術 格言

■対象市場・商品

オプション 225先物
FX (為替) CFD
商品先物 ゴールド
中国株 海外投資
不動産投資
ポーカー

■人物

相場師朗 石原順
岩本祐介 たけぞう
日経OP売坊
結喜たろう
W・バフェット
W・D・ギャン
B・グレアム
R・A・メリマン
W・J・オニール
ジム・ロジャーズ
ラリー・ウィリアムズ

■製品・サービス

カレンダーNew!
セミナー DVD CD
メタトレーダー (MT4)
ソフトウェア レポート
雑誌 定期購読
小説・読み物
漫画 ゲーム 場帳
オーディオブック
 聞くには
アウトレット 9割引

■その他

新着 初心者向き
信用取引
金融工学
他店で入手困難
ブルベアグッズ

トップページ
電子メール
事務所のご案内
法定表示等
a@panrolling.com

フィスコ投資ニュース

配信日時: 2025/12/05 09:18, 提供元: フィスコ

アライドテレシスホールディングス:公共性の高い領域で評価受けるネットワークベンダー

*09:18JST アライドテレシスホールディングス:公共性の高い領域で評価受けるネットワークベンダー
アライドテレシスホールディングス<6835>は、ネットワーク機器の開発・製造・販売を中核に据えながら、ネットワークOSや統合管理ツールといったソフトウェア、さらに設計・構築・運用・保守、サイバーセキュリティサービスまでを自社で一貫して提供する総合ネットワークベンダーである。同社の特徴は、単なるハードウェア販売にとどまらず、ネットワークの設計から運用監視、セキュリティまでを包括的に担うことができる点にあり、ハードウェアの競争激化や価格低下が進む中、付加価値サービスを組み合わせることで安定収益化を進めている。日本国内では自治体・教育・医療といった公共性の高い領域で高い評価を得ており、日経BPの自治体ITシステム満足度調査においてネットワーク部門1位を獲得するなど、国産メーカーとして強固なブランドを築いている。

同社の事業はネットワーク機器を中心とするITインフラストラクチャー事業、設計・構築・保守・運用などのITサービスコンサルティング事業、そして脆弱性診断やランサムウェア対策、セキュリティ講座などを提供するサイバーセキュリティ事業に大別される。収益構造としては、メーカーとしての自社製品販売が依然として売上の中心であるが、近年はマルチベンダーソリューションの設計・構築サービスや運用サービスの割合が着実に増えており、いわゆるストック型収益の拡大が進んでいる。サーバー構築なども含めた総合的なITソリューションを顧客に提供しており、ネットワーク周辺領域を巻き取る形で事業領域を広げていることが確認できる。

競争環境としては、グローバルではCisco Systemsが圧倒的なシェアを持ち、国内でもCiscoが存在感を示しているものの、アライドテレシスホールディングスは営業力とサポート体制の強さ、そして地域密着型のサービス提供が競争優位の源泉となっている。特に医療機関や自治体といった、要件が厳しく信頼性が非常に重視される分野で高い評価を獲得している点は大きな差別化要素である。これらの領域は一度導入されると追加投資も継続的に発生するため、長期的な安定収益につながりやすい。また、米州では連邦政府向け、EMEAでは防衛関連の高度な案件を獲得しており、参入障壁の高い官公庁領域で一定のポジションを築いている。取材でも、同社は要求の厳しい公共系案件を積み重ねることで一度入り込むと強く、実績の積み上げが次の受注につながるという官公庁市場特有の構造が同社の強みとして働いている。

足元の業績は堅調で、2025年12月期第3四半期累計の売上高は36,262百万円(前年同期比4.3%増)、営業利益は2,975百万円(同41.9%増)と大幅な増収増益を達成している。粗利率は高水準で推移し、製品ミックスの改善や研究開発費の効率化が寄与している。地域別では、日本市場が自治体・教育分野の堅調さから伸長した一方、米州は前年の大型案件の反動に加え、政府閉鎖問題などによる不安定な市場環境が影響した。EMEAは防衛案件が堅調に推移し、アジア・オセアニアは営業体制再編の影響もあって一時的に減速したが、全体としては通期予想に対して順調な進捗となっている。取材でも売上の下期偏重を前提に想定通りの進捗、Q4における海外環境の不安定さに注意しつつも会社計画に大きなブレはないと確認できた。通期計画は、売上高は52,300百万円(前期比7.9%増)、営業利益は3,600百万円(同5.1%増)を見込んでいる。

市場環境をみると、AIやクラウド、データセンター投資の拡大によりネットワーク領域は引き続き成長が期待される。一方で、海外では政治・財政事情により不確実性が高い地域も残る。国内では、自治体システムのクラウド移行やセキュリティ強化などの政策的需要が継続しており、公共領域に強い同社にとって追い風となる。一方で、公共投資サイクルには変動があり、次のフェーズで提供できるサービス領域(クラウド接続、ゼロトラスト、セキュリティ監視など)を強化することが重要になる。

同社は今後、グローバルでの情報連携強化、新規顧客の獲得/新規市場の参入に向けたマーケティング戦略の策定、パートナー企業との連携強化による営業活動の促進といった重点施策を実行していく。米州では連邦政府、EMEAでは防衛案件といった引き続き高参入障壁領域の強化を進める。同社はフロント部門の強化を最優先事項としており、国内外での顧客基盤の拡大を最重視している。

株主還元に関しては、配当、自己株式取得、優待制度の導入を含めて積極的な姿勢が確認できる。また、新たに株主優待制度の導入を発表、500株以上の株主を対象としたデジタルギフト優待を導入し個人株主層との関係強化を図っていく。

総合すると、同社は公共・医療・教育といったディフェンシブかつ高信頼性が求められる市場で強みを持ち、ネットワーク機器販売のみならず、マルチベンダーソリューションの設計・構築サービス及び運用サービスの一貫提供モデルによって、競争激化するハードウェア市場の中でも堅実な成長を実現している。海外事業には不確実性が残るものの、連邦政府や防衛といった高難度領域での実績は今後の収益機会を広げる可能性を秘める。株主還元姿勢も強まりつつあり、今後は、営業体制の強化、ソリューションビジネスのさらなる拡大、公共投資サイクルへの対応、海外事業の安定化が中期成長の焦点となろう。


《HM》

記事一覧

  • 2025/12/05 12:05:CRI・MW Research Memo(5):欧米ゲーム市場開拓加速、モビリティ分野はインドでの新たな市場開拓に期待
  • 2025/12/05 12:04:CRI・MW Research Memo(4):2025年9月期業績は好調、期初予想を大幅に超過
  • 2025/12/05 12:03:CRI・MW Research Memo(3):ミドルウェアの許諾や受託開発、音響制作を展開
  • 2025/12/05 12:02:CRI・MW Research Memo(2):「CRIWARE」ブランドでミドルウェアを提供
  • 2025/12/05 12:01:CRI・MW Research Memo(1):中期経営計画を策定。2030年9月期までに営業利益20億円を目指す
  • 2025/12/05 11:53:東京為替:ドル・円は小動き、日本株は下げ渋り
  • 2025/12/05 11:37:PBシステムズ---MetaWalkers&MetaAnywhere用「災害体験VR」版リリース
  • 2025/12/05 11:26:多摩川HD---大幅反落、新株予約権発行による潜在的な希薄化を嫌気
  • 2025/12/05 11:21:ククレブ・アドバイザーズ---山口県山口市の土地・建物を固定資産として取得
  • 2025/12/05 11:17:中国塗料---続伸、造船需要拡大で恩恵として国内証券が買い推奨
  • 2025/12/05 11:13:東京為替:ドル・円は下げ一服、ドル売り後退で
  • 2025/12/05 11:11:リガクHD---大幅続伸、キオクシアへの新製品導入を材料視続く
  • 2025/12/05 11:07:ネットイヤー Research Memo(7):配当性向20%程度を目安に、安定的かつ継続的な配当を行う
  • 2025/12/05 11:06:ネットイヤー Research Memo(6):生成AI技術の積極活用により競争力を強化、業績は成長軌道に入る
  • 2025/12/05 11:05:ネットイヤー Research Memo(5):受注状況は好調で上方修正した2026年3月期業績は上振れ余地あり
  • 2025/12/05 11:04:ネットイヤー Research Memo(4):無借金経営で財務内容は良好。手元キャッシュは成長投資と株主還元に充当
  • 2025/12/05 11:03:ネットイヤー Research Memo(3):2026年3月期中間期は生成AI活用の効果が顕在化し収益性が大きく改善
  • 2025/12/05 11:02:ネットイヤー Research Memo(2):デジタルマーケティング支援事業展開、2019年にNTTデータグループ入り
  • 2025/12/05 11:01:ネットイヤー Research Memo(1):2026年3月期予想を上方修正。生成AI技術活用で利益率10%以上目指す
  • 2025/12/05 10:57:UMCエレク---ストップ高、中国ZYTからPCBアッセンブリーを新規受注
  • ■投資ニュース

  • 2025/12/05 12:05:CRI・MW Research Memo(5):欧米ゲーム市場開拓加速、モビリティ分野はインドでの新たな市場開拓に期待
  • 「高配当」ランキング (11/12更新)

    バックナンバー

    市場の神話にだまされるな

    1. 市場の神話にだまされるな
    2. ぷっとコール倶楽部
    3. 普通の会社員のための高配当×インデックス
    4. マンガでわかる!超はじめて株式投資
    5. 裁量トレーダーの心得 初心者編


    ■特集

    総合ランキング
    DVDランキング
    オススメの一冊
    無料メールマガジン
    読者の御意見
    用語解説
    投資のススメ
    著者の投資コラム 携帯待受画面
    シカゴ絵日記

    カタログ: PDF (24MB) Updated!
    紙のカタログ請求

    提携プログラム
     ウェブサイト、ブログを
      お持ちの方、紹介料率
      最大20%!


    オーディオブック無料視聴

    Podcast RSS配信

    ポッドキャスティングの受信ソフトにこのバナーのアドレスを登録すると、新しいオーディオブックが更新された時に自動でダウンロードされ、より便利にお楽しみいただけます。このアイコンをiTunesにドラッグ&ドロップすると自動的に登録されます。