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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/04/23 07:41, 提供元: フィスコ 22日の米国市場ダイジェスト:NYダウは1016ドル高、貿易交渉の進展期待*07:41JST 22日の米国市場ダイジェスト:NYダウは1016ドル高、貿易交渉の進展期待■NY株式:NYダウは1016ドル高、貿易交渉の進展期待 米国株式市場は反発。ダウ平均は1016.57ドル高の39186.98ドル、ナスダックは429.52ポイント高の16300.42で取引を終了した。 昨日の大幅下落の反動で買われ、寄り付き後、上昇。国債相場も持ち直したため安心感がひろがり続伸した。その後、ベッセント財務長官が対中貿易で、現状維持が持続可能だとは誰も考えておらず、いずれ合意にいたるとの考えを示したとの報道や、政府報道官が各国との協議が順調に進んでいるとの発言で、貿易交渉の進展期待が広がり、買い戻しが加速し、大幅上昇。終盤にかけ、上げ幅を拡大し、終了した。セクター別では自動車・自動車部品や保険が上昇、不動産管理・開発が下落。 消費者・オフィス製品などを扱う複合企業スリーエム(MMM)は第1四半期決算で増益、調整後利益が予想を上回ったほか、見通しを据え置き、さらに関税対応策を検討しているとの発表で、上昇。航空機エンジンメーカーのGEエレクトリック(GE)は第1四半期決算で利益が予想を上回り、通期の業績見通しも据え置き、さらに、最高経営責任者(CEO)が大統領との会談で関税の影響緩和を要請したことが明かになり、上昇した。 航空機メーカーのボーイング(BA)は債務圧縮、事業立て直しの取り組みの一環として航空ナビゲーション部門、関連資産を投資会社に現金106億ドルで売却することで合意したとの報道で、上昇。中国が主要生産地となっている携帯端末のアップル(AAPL)やスポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)は貿易摩擦緩和を期待し、それぞれ上昇した。 電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は取引終了後に第1四半期決算を発表。調整後の1株当たり利益が予想を下回り、成長回帰見通しを削除したため、時間外取引で売られている。 (Horiko Capital Management LLC) ■NY為替:米中貿易摩擦の深刻化懸念が緩和、リスク回避後退 22日のニューヨーク外為市場でドル・円は140円20銭から141円67銭まで上昇し、141円57銭で引けた。予想を下回った地区連銀の製造業、非製造業指数に一時ドル売りが強まったが、米財務長官の発言が伝えられ、米中貿易摩擦の深刻化懸念の緩和でドルの買戻しが強まった。 ユーロ・ドルは1.1490ドルから1.1418ドルまで下落し、1.1420ドルで引けた。ユーロ・円は160円99銭まで下落後、161円80銭まで上昇。リスク回避の動きが後退した。ポンド・ドルは1.3389ドルへ強含んだのち、1.3326ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8109フランから0.8191フランまで上昇した。安全通貨としてのフラン買いがさらに後退した。 ■NY原油:反発で63.67ドル、株高を意識した買いが入る NY原油先物6月限は反発(NYMEX原油6月限終値:63.67 ↑1.26)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比+1.26ドル(+2.02%)の63.67ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは62.72ドル−64.36ドル。米国株高を意識した買いが観測され、米国市場の後半にかけて64.36ドルまで上昇。通常取引終了後の時間外取引では主に63ドル台半ばで推移。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 38.32ドル +1.40ドル(+3.79%) モルガン・スタンレー(MS) 110.38ドル +4.08ドル(+3.83%) ゴールドマン・サックス(GS)519.99ドル +18.63ドル(+3.71%) インテル(INTC) 19.51ドル +0.67ドル(+3.55%) アップル(AAPL) 199.74ドル +6.58ドル(+3.40%) アルファベット(GOOG) 153.90ドル +4.04ドル(+2.69%) メタ(META) 500.28ドル +15.62ドル(+3.22%) キャタピラー(CAT) 291.17ドル +6.43ドル(+2.25%) アルコア(AA) 24.32ドル +1.02ドル(+4.37%) ウォルマート(WMT) 94.85ドル +2.44ドル(+2.64%) 《ST》 記事一覧 |