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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/04/22 08:47, 提供元: フィスコ 前場に注目すべき3つのポイント〜内需関連など冷静に押し目を狙いたいところ〜*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント〜内需関連など冷静に押し目を狙いたいところ〜22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■内需関連など冷静に押し目を狙いたいところ ■アマノ、25/3上方修正 営業利益 230億円←210億円 ■前場の注目材料:王子HD、新中計、成長投資2700億円、インド・東南ア開拓 ■内需関連など冷静に押し目を狙いたいところ 22日の日本株市場は、米株安の影響から売りが先行して始まることになりそうだ。21日の米国市場は、NYダウが971ドル安、ナスダックは415ポイント安だった。トランプ米政権が米連邦準備理事会(FRB)議長の解任を巡る選択肢を検討しているとの米国家経済会議(NEC)委員長の発言を受け、FRBの独立性が損なわれる可能性が警戒された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円安の34155円。円相場は1ドル=140円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時33860円まで売られる場面もみられており、朝方はインデックスに絡んだ売りが集中する可能性があるだろう。まずは売り一巡後の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。トランプ大統領によるパウエルFRB議長の辞任を求める発言については、前日の時点で織り込まれているだろう。 引き続きトランプ大統領の発言がトリガーとなる形で米国市場は大きく下落したことで、積極的なリバウンド狙いの動きは限られるだろう。決算など個別に材料のある銘柄のほか、個人主体での中小型株での短期的な売買に向かわせそうだ。ただし、米国ではテスラやエヌビディアの下げが目立っていたが、個別の材料による影響が大きかった。前週に決算を発表したネットフリックスは買われており、冷静さも窺える。 そのためインデックスに絡んだ商いに振らされやすいなか、円高を手掛かりとした内需系などの物色といった動きも意識されやすい。日経平均株価は前週の上昇で3月26日から4月7日の下落幅の半値戻し水準を回復したことで、いったんは達成感が意識されやすいところである。トランプ大統領の発言を警戒しつつも、関税を巡る日米交渉への期待感もあるため、冷静に押し目を狙いたいところであろう。 ■アマノ、25/3上方修正 営業利益 230億円←210億円 アマノ<6436>は2025年3月期業績予想の修正を発表。売上高は1600億円から1754億円、営業利益を210億円から230億円に上方修正した。売上高はパーキングシステムがコロナリオープニングの需要に加え、新紙幣発行対応の需要が想定より前倒しで進んだことから、期初計画を上回る見通し。利益についても、パーキングシステムの増収効果、海外グループ会社からの配当金の増加や政策保有株式の縮減に伴う投資有価証券売却益の計上等により、期初計画を上回る見込みである。 ■前場の注目材料 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・個人主体による活発な中小型株物色 ・ネットフリックスなど決算評価 ・王子HD<3861>新中計、成長投資2700億円、インド・東南ア開拓 ・花王<4452>アサヒ飲料など9社で、非食品樹脂を再利用、飲料ペットボトルに ・ニフコ<7988>ゴムパッキンなしで止水できるバンパーリテーナー開発 ・アーレスティ<5852>中国の金型孫会社売却、日系車不振で受注減 ・住友重<6302>横須賀に開発拠点、119億円投資、IoT強化 ・アマダ<6113>社長・山梨貴昭氏、加工機買収で半導体進出 ・日立建機<6305>稼働データ即時解析、鉱山機械を遠隔監 ・日揮HD<1963>日本ポリプロとCO2循環技術、ポリプロピレン製造検討 ・NTT<9432>NTTファシリティーズ、生成AI向けDC液体冷却の検証施設 ・富士通<6702>日本語特化のLLMを米AI基盤で提供 ・ソフトバンクG<9984>孫正義会長兼社長「AI能力1千倍」 ・帝人<3401>帝人フロンティア、海洋生分解性ストロー開発 ・大阪ガス<9532>船舶向けLNG燃料供給、係留中に陸上から ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・07:45 NZ・3月貿易収支(2月:+5.1億NZドル) 《ST》 記事一覧 |