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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/04/22 07:39, 提供元: フィスコ 21日の米国市場ダイジェスト:NYダウは971ドル安、FRBの独立性危機で資産売り*07:39JST 21日の米国市場ダイジェスト:NYダウは971ドル安、FRBの独立性危機で資産売り■NY株式:NYダウは971ドル安、FRBの独立性危機で資産売り 米国株式市場は続落。ダウ平均は971.82ドル安の38170.41ドル、ナスダックは415.55ポイント安の15870.90で取引を終了した。 トランプ政権が連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任を巡る選択肢を引き続き検討しているとのNEC委員長の発言で、中銀の独立性が損なわれる可能性が警戒され、寄り付き後、下落。大統領が21日ソーシャルメディアで先行的利下げを要請し議長非難を続けたため、国内資産への信頼が弱まり売却加速で、相場は大幅続落した。景気減速懸念を受けた売り圧力も強く、終日軟調に推移し、終了。セクター別では不動産管理・開発が上昇、半導体・同製造装置、自動車・自動車部品が下落した。 携帯端末のアップル(AAPL)はアナリストの目標株価引き下げで下落。オンライン小売のアマゾン・ドット・コム(AMZN)も中国のエクスポ―ジャーを懸念し、アナリストが投資判断、目標株価を引き下げ、下落した。配車サービスのウーバー・テクノロジーズ(UBER)は連邦取引委員会(FTC)が同社に対し、予約キャンセルを巡るビジネス慣行に関する訴訟を起こし、売られた。 電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は小型廉価のモデルYの発表が遅れる可能性が報じられ、下落。動画配信のネットフリックス(NFLX)は好決算に加え、関税の影響が限定的との見方に続伸した。 地銀のザイオンズ・バンコーポレーション(ZION)は取引終了後に四半期決算を発表。1株当たり利益が予想を下回り、時間外取引で売られている。 (Horiko Capital Management LLC) ■NY為替:米資産市場トリプル安、ドル続落 21日のニューヨーク外為市場でドル・円は141円03銭から140円56銭まで下落し、140円91銭で引けた。米国のトランプ大統領が予防的な利下げを要請、また、大統領やそのチームが連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を解任する選択肢を引き続き検討しているとの米国国家会議(NEC)委員長の発言を受け、FRBの独立性が危機に直面、米国資産への信頼性が弱まりドル売りに拍車がかかった。米3月景気先行指数が予想以上に低下しドル売りが一段と強まった。 ユーロ・ドルは1.1550ドルから1.1481ドルへ反落し、1.1506ドルで引けた。ユーロ・円は162円54銭から161円78銭まで下落。米国資産市場のトリプル安で、リスク回避の円買いが優勢となった。ポンド・ドルは1.3408ドルから1.3362ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8045フランから0.8084フランまで上昇した。安全通貨としてのフラン買いが一段落した。 ■NY原油:反落で62.41ドル、株安を警戒 NY原油先物6月限は反落(NYMEX原油6月限終値:62.41 ↓1.60)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比−1.60ドル(−2.50%)の62.41ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは61.76ドル−63.78ドル。米国株安を警戒した売りが観測され、米国市場の前半にかけて一時62ドルを下回った。通常取引終了後の時間外取引では主に62ドル台後半で推移。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 36.92ドル -0.49ドル(-1.30%) モルガン・スタンレー(MS) 106.30ドル -2.88ドル(-2.63%) ゴールドマン・サックス(GS)501.36ドル -8.13ドル(-1.59%) インテル(INTC) 18.84ドル -0.09ドル(-0.47%) アップル(AAPL) 193.16ドル -3.82ドル(-1.93%) アルファベット(GOOG) 149.86ドル -3.50ドル(-2.28%) メタ(META) 484.66ドル -16.82ドル(-3.35%) キャタピラー(CAT) 284.74ドル -9.51ドル(-3.23%) アルコア(AA) 23.30ドル -0.02ドル(-0.08%) ウォルマート(WMT) 92.41ドル -0.81ドル(-0.86%) 《ST》 記事一覧 |