1000%の男 ―先物チャンピオンシップ奇跡の売買法

　先物チャンピオンシップの優勝者・準優勝者の２人が書いたということで、読む前からその内容に、深い興味を持っていました。日本人の“マーケットの魔術師”である２人の投資テクニックとは、いったいどんなものなのか？儲かるトレーダーを目指す人にとっては、貴重な内容だと思います。
　実績の定かでない著者の書いた本と違い、この本には２人の著者のチャンピオンシップでの売買譜が掲載されているので、２人の著者のトレードテクニックによるパフォーマンスは疑う余地がありません。（そのテクニックを、誰もがマネできるとは限りませんが）
　その意味では、この本の売買譜をじっくり勉強することは、そのテクニックを学 ぶ上で、とても役に立つと思います。
　内容は、フェアリー氏が、毎日の売買についてトレード日誌的にコメントをして います。
これには、チャートも記載してあるので、文章を読みながら、チャートを確認でき るので便利です。炭谷氏は、トレードの心構えから始まり、投資手法とその実例、資 金管理まで書いてあり、個人的には、炭谷氏のほうが、読みやすいかな？と、思いま した。
　２人の著者のパフォーマンスは驚異的ですが、それは小さな利益の積み重ねであ ることには、驚かされます。個人的には、どうしても“大穴”を求めてしまうので、 読みながら恥ずかしい思いをしました。
　最初にも書きましたが、２人の著者はまさに、“日本のマーケットの魔術師”です。その“魔術師”の書いた本を参考にして、トレード手法の研究に役立てたい と、思います。
できれば、本場アメリカのチャンピオンシップの優勝者の書いた本が、発売されな いかな？と、思っています。（１９８７年優勝者のラリー・ウィリアムスの本は発売 されています。）

＜ペンネーム　孤独なトレーダー＞

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